当社特許「冷凍パック詰め刺身」
ノンドリップ急速冷凍とは、市場で下処理して真空パックした鮮魚を、熱伝導率の良い液体に漬け込むことで、一気に超低温まで急速冷凍する技術です。当社の刺身維新商品は、「冷凍パック詰め刺身とその製造方法」として独自性が認められ、特許を保有しています。
解凍時に出てくるドリップの原因は、時間のかかる冷凍方法。冷凍過程で、食材の細胞がどんどん破壊されていくために発生してしまいます。
当社の製法では、急速に冷凍することで食材の細胞にダメージを与えないので、解凍時のドリップがほとんど出ません。さらに、強力完全に凍結されるため、長期保存が可能になり、アニサキスの心配もありません。
写真:特許 第5557122号
平成26年6月13日、「冷凍パック詰め刺身及びその製造方法」として、正式に特許登録されました。
3つのメリット
ノンドリップ急速冷凍の3つのメリットをご紹介します。
市場鮮度
これまで足が早くて食べることができなかった、鹿児島の地魚の刺身が、全国どこでも食べられるようになりました。
長期保存
禁漁期間があるタカエビ、寒が入ると刺身が美味しいキビナゴ、初夏が旬のトビウオ♪旬の美味しさを一年中楽しめます。
廃棄ロス減
タイは半身だけ、タカエビは10匹だけ刺身で使いたい...など、使いたい分だけを小分けに解凍して使えるので、ムダがありません。
鮮魚も一夜干しもノンドリップ急速冷凍で
ノンドリップ急速冷凍は、刺身用の鮮魚だけでなく、一夜干しなどの加工品など、当社の取り扱い商品のほとんどが対応できます。当社では、仕入れから製造まで一貫して自社で行っているため、あらゆるご要望にご対応しております。
刺身維新商品は、ほとんどの地魚に対応できます。タイの湯引きや小分けパック加工なども承ります。お気軽にお問合せ下さい。
当店で製造加工している一夜干しは無添加で大好評!白子や卵がたっぷりの春のキビナゴの一夜干しも、ノンドリップ急速冷凍があれば一年中楽しめます。
刺身維新商品について
当社では、ノンドリップ急速冷凍に対応した商品を「刺身維新」商品として販売しております。魚類市場にある当社店舗で加工・冷凍するので、鮮度への絶対の自信があります。
鮮度の確保がとても難しいキビナゴ、タカエビ、トビウオ、アオリイカなどのお刺身を、全国でお楽しみいただけるので、発売以来、大変ご高評頂いております。鹿児島県内はもとより、全国の郷土料理店などでご利用いただいている人気商品です。
写真:「刺身維新」は、津曲商店の登録商標です。
刺身維新の解凍方法
刺身維新商品の美味しい解凍方法の一例をご紹介します。
マグロの解凍方法
刺身維新商品の中でも解凍が難しい冷凍マグロの解凍方法をご紹介します。
真空パックからマグロを取り出します
マグロは酸欠状態で解凍すると褐変してしまいます。解凍前は、必ず真空パックから出して下さい。
塩水でマグロの表面を軽く洗い流します
ボールに塩水(3~5%)をはり、マグロの表面を軽く洗い流します。
塩水を使用するのは、浸透圧により旨味を逃がさないようにするためです。
マグロを、ジップ袋に入れます
洗ったマグロは、キッチンペーパー等で水分を取り除き、そのままジップ袋に入れます。
塩氷水でマグロを解凍します
塩氷水にマグロが入ったジップ袋を沈め、保冷剤で重しをします。
空気よりも熱伝導率が高い氷水を利用することで、冷蔵庫よりもスピーディに解凍することができます。
また、塩氷水を使用することで、より低温で解凍することができます。
解凍しすぎないように、時々様子を見ます
芯が残る半解凍まで解凍されれば終了です。
※マグロの赤身は、キッチンペーパーで包みジップ袋に入れ、半日~1日冷蔵庫で寝かせると、さらに旨味がアップします。 ※マグロのトロは、半解凍のシャーベット状で切れば身崩れしません。
マグロ以外の魚の解凍方法
刺身維新商品を美味しく召し上がっていただくための解凍方法をご紹介します。
氷水で刺身維新商品を解凍します
刺身維新商品をそのまま氷水にを沈め、保冷剤で重しをします。
空気よりも熱伝導率が高い氷水を利用することで、冷蔵庫よりもスピーディに解凍することができます。
解凍しすぎないように、時々様子を見ます
芯が残る半解凍まで解凍されれば終了です。